睡眠薬について 服用した結果も

やっと来ました睡眠薬
通称眠剤!

なんか怖いイメージ、、
依存性、、?
犯罪に使われた、、?
飲んでること他の人に知られたくない、、

様々な悪いイメージがある薬剤ですね

我々薬剤師達も患者さんにできるだけ飲まない様、毎日服用しない様、どうしてもという時だけ服用するよう指導するよう教えられます

またメーカーが行う勉強会においても依存性について、長期的な服用による身体的な変化、常用させない様な内容

ばっかり教えられます。

確かに昔の睡眠薬は結構やばいの多いです
通称赤玉と呼ばれるエリミン
ベゲタミンとか

上記の薬剤転売する闇の転売屋までいてましたが

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今は販売中止になったので良かったですが簡単に言うと無理やり眠らせて依存性も強くこれないと眠れないとさせる薬剤でした
筋弛緩効果も強かったようです。

でも、最近の眠剤はどうなのか?

結論:僕の考える内容としてですが
いまだに注意すべき薬剤は存在するが眠れないことに対する身体への負担に比べたら薬飲んででも寝るべき!!(但しベンゾジアゼピン系は飲まない)

だと思います

睡眠不足による悪影響は以前の記事にて紹介しましたが
睡眠の必要性|nayimakuo0824

ベンゾジアゼピン系薬剤に勝る毒性の薬剤は現代日本には存在してないと思います
ベンゾジアゼピン系を避ける理由としては依存性が強いが効能は非ベンゾジアゼピン系と変わらない薬剤も増えているためと言われています。

てかベンゾジアゼピン系とは何やねん

以下、眠剤の種類別に解説していきます

まず、①ベンゾジアゼピン系睡眠薬の作用機序と効果

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、中枢神経系に存在するGABA-A受容体に作用する薬剤です。GABA(γ-アミノ酪酸)は脳内の主要な抑制性神経伝達物質であり、ベンゾジアゼピン系薬剤はGABA-A受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合することで、GABA神経伝達を増強します。

具体的には、GABA-Clチャネル複合体に結合し、Clチャネルの開口を促進することで神経細胞の過剰な興奮を抑制します。この作用により、以下の効果が得られます。

睡眠導入作用(催眠作用)
抗不安作用
筋弛緩作用
抗痙攣作用
これらの作用は薬剤によって強さが異なり、睡眠薬として用いられるものは特に催眠作用が強いものが選択されています。ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、入眠障害だけでなく、中途覚醒や早朝覚醒などの睡眠維持障害にも効果を示すことが特徴です。

しかし、自然な睡眠と比較すると、ベンゾジアゼピン系睡眠薬による睡眠は深いノンレム睡眠(徐波睡眠)が減少し、浅い睡眠が増加する傾向があります。

ここから副作用です

主な副作用
持ち越し効果(翌日への残存効果)
日中の眠気、注意力・集中力の低下
特に半減期の長い薬剤や高用量で顕著
高齢者では転倒・骨折のリスク増加

前向性健忘
服薬後の出来事を覚えていない
特に超短時間型で発生しやすい(ハルシオンは犯罪歴あり)
アルコールとの併用で悪化

筋弛緩作用
ふらつき、転倒リスクの増加
特に高齢者で問題となりやすい

奇異反応
興奮、攻撃性の増加、錯乱
高齢者や脳器質性疾患のある患者でリスク増加

依存と離脱症状
身体依存:長期使用で耐性形成、減量・中止時の離脱症状
精神依存:薬への心理的依存
離脱症状:不安、不眠の悪化、震え、発汗、感覚過敏など

超短時間型:ハルシオン(トリアゾラム)

短時間型:デパス(エチゾラム)、レンドルミン(ブロチゾラム)

中時間型:サイレース(フルニトラゼパム)、ユーロジン(エスタゾラム)、ベンザリン(ニトラゼパム)

長時間型:ドラール(クアゼパム)

等が知られています。

また上記は睡眠系のベンゾジアゼピン系を紹介しましたが抗不安薬のベンゾジアゼピン系も存在します

アンサングシンデレラでロラゼパムを寄越さないと田中圭を◯すわよ!的な事叫んでた患者さんのワイパックス(ロラゼパム)とかソラナックス(アルプラゾラム)メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)等が該当します。デパスも昔からほいほい出てましたね

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この辺の薬剤はリスクあるのに他の薬剤に効果追い付かれてるし、なんならこれじゃないと効かないと思い込んで毎回処方してもらってる患者さん多くいるので安易に依存から脱却できないのが難点。そして長期的な服用で依存性のみならず筋弛緩作用による重症筋無力症や高齢の患者さんあるあるですがせん妄起きたり何なら抗コリン作用による認知症誘発までないかと思います。
昔の医師は結構すぐ処方してきますが眠剤初回の患者さんはベンゾジアゼピン系じゃないですか?と念のため確認しましょう。

精神系医師からボロカス言われそうですが
正味ほとんど必要ない薬剤ですね自律神経失調症に対してのメイラックスも結局対症療法やしいらないと考えてます

②非ベンゾジアゼピン系薬剤
マイスリー(一般名:ゾルピデム酒石酸塩

の3種。
作用時間が短く持ち越し効果少ないしリスクもベンゾジアゼピン系より低い。
依存性もベンゾジアゼピン系より低い。ノンレム睡眠短縮効果がベンゾジアゼピン系よりマシなため中高齢者が好んで服用してるイメージ
スカッと切れ味あり

但し所詮ベンゾジアゼピン系よりリスクが少ないだけでわざわざ眠れないからといって第一選択にはしない方が良いかなと思います。
副作用もちゃんベンゾジアゼピン系よりマシ程度にあるし。

おもろいのがアモバン、ルネスタはなんでか唾液が苦くなる?
薬局内で粉砕しようものなら薬局内みんな口内苦くなるレベルで空気中散布される。
(薬そのものが苦いのでなく、口腔中の唾液を苦くする副作用があり)
ルネスタ1mg服用したが眠気が押し寄せてくるようなほどの効き目は感じなかった?

③オレキシン受容体拮抗系薬剤
はいきました大本命

ベルソムラ:長時間作用型、併用禁忌多い、一包化ダメ
デエビゴ:長時間作用型:寝つきにも作用、一包化可、併用禁忌もなし、今んとこ最強。でも持ち越し効果結構あり(半減期が最長)
クービビック:中時間型、半減期8時間なので上記2点より持ち越し効果少ない。併用禁忌ベルソムラ並みにあり、一包化不適(ベルソムラよりはまだまし)でも2番目にオススメ
ボルズィ:短時間型。併用禁忌あり、一包化可能

今んとこデエビゴさえあれば不眠症状ほぼほぼ解決します。
効果に関してもレンドルミン0.25mgとデエビゴ5mg同一とされる研究結果もあり。

依存性極めて低い。
筋弛緩作用もなし

ハイ最強、と思ってたら、

副作用:悪夢

なんこれ!???悪魔的な副作用やめて!!??

作用的には、人間の睡眠の中で深い眠りノンレム睡眠と浅い眠りレム睡眠の周期が90分周期で巡ってるが
このレム睡眠の時間を長くする作用で
レム睡眠中は、脳の扁桃体(情動に関わる領域)や海馬(記憶に関わる領域)などが活発に活動し、
オレキシン神経系がこれらの脳領域とも関連がある可能性が指摘されており、オレキシンの働きを阻害することが、レム睡眠中の情動や記憶の処理に影響を与え、結果として普段よりも鮮明で、感情的な(特にネガティブな)夢や悪夢を見やすくなるという推測があり。

で怖い夢見ると

これでやめちゃった患者さん結構いるね、、
私も学生時代の卒業試験に落ちて大学もう一年やーっていう恐怖の夢見ました。?

これでない人にはすごい良い薬だと思ってます。

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実際飲んでみました。処方してもらってデエビゴ2.5mg、ベルソムラ10mg、クービビック25mg
ベルソムラは中途覚醒なしやった。悪夢みた
デエビゴはすぐ寝れたのと中途覚醒も起きてもすぐ寝れた。但し8時間寝てもまだ眠かった
クービビックはすぐ眠くなったし寝起きもばっちりやった

長期的に考えるとクービビック、基礎疾患あったり併用薬ある人はデエビゴがいいんじゃないかな

④メラトニン受容体作動薬

以前の睡眠改善の記事にて散々紹介しまくったメラトニンについてですが
このメラトニンに携わる薬剤が2点存在します
ロゼレム(ラメルテオン)
とメラトベル
の2種

これらの薬剤は、脳内の松果体から分泌される天然のメラトニンと同様の作用を示し、自然な睡眠リズムを調整することで、依存性や耐性形成のリスクを大幅に軽減しています。

メラトベルは子供ちゃんの不眠症状に適応して開発されました
そんぐらい安全性高いです

また筋弛緩作用がなく、眠気を自然に催すための手助けの薬剤程度です
そのため作用の強さはほとんどなく、睡眠の補助薬剤としてなり得ます

たまにロゼレム飲んでる患者さんから全然寝れんわて訴えありますが
これは寝かせるための薬剤ではないですよと説明する必要アリ

毎日服用して、睡眠のリズムを整える薬剤とした認識を植え付ける必要があります。ある意味唯一、対症療法ではなく根本治療の薬剤ですね

効果発現には2-4週間程度の継続服用が必要で、即効性を求める場合には適さないものの、睡眠リズムの根本的な改善が期待できます。処方日数に制限がなく、向精神薬として指定されていないため、長期的な治療計画を立てやすい利点があります。

患者さん、患者家族さんへの服薬指導において訴えと求めてる効果の違いをはっきり指導する必要がある薬剤です。
夜勤と日勤交互の患者さんとかちょうどいいんじゃないですかね?
ロゼレム8mg飲んでみましたが効いてるか効いてないか正直体感ではわかりませんでした?
でもメラトニンの事考えるときっと良かったんだと思う

⑤バルビツール酸系睡眠剤

現在では使われなくなりました。古い昔の睡眠剤です
現在世に一種、ラボナ(バルビタール)が残ってますがこれも抗てんかん薬として。睡眠に関しての作用はほとんど見ません。

副作用がえげつないです
呼吸抑制
循環抑制
中枢神経阻害
なんか、二日酔い症状まであり

こんなリスク背負ってまで使う必要ないんでこの世から消えました

⑥OTCでの睡眠薬

 ドリエル リポスミン

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後はなんちゃらかんちゃらありますね

この辺に含まれてる成分はジフェンヒドラミン
これは抗アレルギー成分 ヒスタミン受容体遮断薬です
というかこれは成分トラベルミンと一緒です

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【第2類医薬品】トラベルミン 6錠amzn.to

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しかしこのジフェンヒドラミンには副作用、眠気があります。
その副作用の頻度はまさかの30%超えの強い抗コリン作用があります
そのため、こんだけ強い副作用あるならもう眠気を適応にしたら良いやん、というのでドリエルが作られました。

まさに常用するなと言わんばかりの睡眠導入薬です

抗コリン作用があるので眠気はあるけど血圧、血糖、認知機能への影響が考えられます
ベンゾジアゼピン系とどっちが安全かとかの話になると

依存性や筋弛緩作用がない分ドリエルの方がマシですが?
てか抗アレルギー作用あるし蕁麻疹防げたり不眠の人にはそういう意味では割といい薬な気もしてきますね?

あとは中毒の人多いですね
ウット
戦後?戦前?辺りの超古い成分
これはブロモバレリル尿素という依存性が高い鎮静作用が入っています。睡眠導入薬ではないですがメンタル的に寝る前にこの薬をドラッグストアに買いに来る人多くいます。依存していなければ買わずにいるのが吉。

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上記の薬は当然ですが市販薬なので保険適用なしです

セントジョーンズワート 30日分amzn.to

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⑦適応外処方で
睡眠薬として適応をとっていないのに睡眠に関する処方として出されているのが下記

抑肝散
高齢のせん妄出てる人にはトラゾドン、リスパダール、クエチアピン
認知があり、攻撃性が増してる方はレキサルティ

辺りが処方されます

①から⑦を紹介しましたが
私的にはどうしても服用しないと身体を壊す、メンタルが大変となっている方はまず

③④辺りを服用することを勧めます

ロゼレムはすぐに効果出ませんがやはり体質としての不眠症改善としては効果が高いですね?

オレキシン受容体作動のデエビゴ、クービビックは単純に効果高いのに副作用すくないのでオススメです

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眠剤服用を推奨するわけではないですが有益性を考慮して医師と相談し、1番良い薬に出会えたら良いと思います?
寝れたら基本、メンタル系疾患は解決する場合が多いです
産後鬱なんかでも寝れない事が大きく
寝てないから発症している場合が多いです。
産後の女性の心を蝕むので心と身体を壊す前に薬の力を借りてでも早期に解決しましょう?‍♂️

と、私は考えます。
もちろん主治医の意見が第一です

PS:そう言えば眠剤含む精神系の薬剤て何でかテカテカ色ついてるんですよね?

こういった薬剤飲んでる患者さん方何故か色にすごい興味持たれてます。
一包化の中で今日はこんな色の薬が入っててこんなんが入っててとかが好きなようで逆に白の薬に変わったりすると効かないとかブツブツ言われる事たまにあります?
見た目からくる心理的効能があるんでしょうか?

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