薬局でのよくある日常ドタバタ劇 待ち時間編

保険関係

日々、調剤薬局で勤務していて起きるトラブルたちをこの場で紹介していくゥ!

そしてそれに対する実はそれって〇〇なんです理論も紹介します

1.待ち時間が長い問題

現場で働く薬剤師さん、事務員さん皆さん直面していることかと存じます

何でこんな少ない薬一つでこんな待たされなあかんねんと患者さんから詰められる事ってよくありますよね。

患者さん
患者さん

ほんまなんでこんな軟膏混ぜた処方一つで待たなあかんねん
時間かかりすぎやろ。こっちは病院でも待ったんじゃい

薬剤師
薬剤師

ほな何で待ち時間が発生するか理由を紹介したろかいな

それに対してhttps://www.tiktok.com/@sho_molth/video/7224859008807488786?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7616537098606233109

こういう動画で薬剤師が待ち時間長い理由も解説している動画も散見します。

だから待って欲しいよね、皆さんわかってねという薬局側の意見問題。

知らんやん。こっちは急いでるねん。

でもこれって色んな要因が重なって起きてるんでっせ

この問題は実は両局面の問題が積み重なってできています。

まず、①患者側

待ち時間は長いものとして初めから認識しておくべき。

そもそも病院でも待たされたでしょうし薬局でも相応の待ち時間が発生すると推測するのは容易いことかと思われる。そのため待ち時間に余裕をもって。それなら後日にするわとか夕方に来るわと対応すれば双方のトラブルはなくなる。

せやかて急ぎ欲しい場合もあるやろ。痛いのに痛み止め時間かかるのは無理やわ

そういう場合薬局側がどこまで優先すべきかが問われますよね

次に②薬局側の問題

まず、そもそもこういった動画を作ってる時点でさっさと渡す努力が乏しいと考えられる。

こんな言い訳の動画を作成するよりも先に患者に待ち時間大体何分程度かかります。何名ほど待たれています。今回の処方は一方化薬剤が朝昼夕90日分ですので時間にして午後から取りに来ていただく方がオススメとなります、軟膏の混ぜ混ぜ時間かかりまーすって伝えたら済む話。

んで軽い処方、例えばアムロジピンだけとかそういった方の順番前後でお渡しすれば早く渡せるし

あと、律儀に軟膏版使って軟膏混ぜてるがあまりにも混合しにくいワセリン等の硬い製剤以外は容器内で混ぜたら良いし一方化に関しても初回以外は予製作っておけば対応可能。予製変更になったらその旨話して待ってもらえば解決する。

要はその待ってもらう状況、早く渡せる状況を作る薬剤師のコミュニケーションスキル不足、手早く現場を回すスキル不足が招いているため単純に薬剤師の能力が足りていない事が原因です。

ほら、やっぱり薬局の人にちゃんと説明してほしい

申し訳ございません。確かに何に時間がかかって今の状況を手短に伝える能力が問われますね。病院で1時間待って、「また薬局でも待つのか!」というお気持ち、本当によく分かります。実は、薬剤師がカウンターの奥で何をしているのか、意外と知られていない『安全のための工程』があるのですこれは我々が接客業なのに接客スキルが低いことが関係していると考えますやねん

③会社のルールの問題

これ実は患者さんは把握しておりませんが

大企業の薬局、ドラッグストアなら早く薬渡してもらえる、取り揃えてもらえると勘違いしてますが、

大きく違います

実は大企業は大企業なりのルールが厳格化されており

企業によってはまず、

事務員が受付、PCで処方入力後薬剤師が入力情報があっているか処方鑑査(処方入力があっているか確認作業)

処方箋の鑑査: 医師の指示が適切か(用法・用量、飲み合わせ)をダブルチェックしています。

誤ってた場合、疑義がある場合、疑義照会: 不備があれば医師に電話で確認します。これに時間がかかるケースが多いのです。

疑義紹介における疑義紹介率は2.75%、、薬学的疑義照会による処方変更率は76.47%であった

出典:gigihokoku.pdf

そしてやっと薬剤を取り揃えて今度は薬剤鑑査(入力や薬剤があっているか、規格があっているか、錠数が合っているか)

そして記録のため鑑査の機械を通して(薬剤のバーコードを読み取って重さ図って記録残す)

そしてやっと投薬

までいきます。

これ全部行うのに一体何工程したの?

めっちゃ仕事するやん。そりゃ遅くなるわな。でもこんなせんでも良くない?

良いところに気付きましたね!そうです。この中には実質必要ない業務も含まれているのが事実です

そう、大企業はミスを減らすための工程を細分化して長い時間をかけてやっと患者様にお薬をお渡しできる状況を作ります。

理由としては色々ありますがいち要因としてはやはり株主様が企業がどういったことに力を注いているか、いかにミスしていないか、ミスしたら次にどう活かしているかの社会的な信用度合等を見て株を購入してくださるのでそういった一因も考えられますね

また大手企業は多くの人間が働きたいと思える環境実現のため様々な機械も導入してるし人員導入数も多いが多ければ多いほど作業が楽になるか、仕事は楽しくなるかと言われると別問題。

人数が増えると人間関係が悪化し水槽の金魚の様に一人を突っつく環境も発生しやすい

また費用面に対して大手は地域支援体制加算算定してると調剤基本料が高く、支払額も大きい場合が多い。ポイントつきますよと言われても100円とか200円で1ポイントなので5000円支払っても25~50円分のポイント。対して調剤基本料が仮に40点+されてたら3割負担でも400×0.3で120円多く支払うからポイント還元あっても損する

※負担割合や自治体の助成制度により異なります

えっ!薬局によって支払金額違うんか!そんなん安いとこの方が良いやん!大手あかん気がしてくるやん、、

それは人それぞれです。人は大手企業等みんなが良いと思ってる場所に集まりがちなので大手が正解という意見の従業員、患者さんも多くいらっしゃいますねん。
どれが正解かは患者様ご自身でお決めになる方が良いと考えます

対して私が勤務している会社(中規模企業。従業員1800人程度企業)はまず薬剤師が受付時事務員さんがPC入力している内容を目で見てピッキングにとりかかる。入力している姿をそのまま処方鑑査する。(一人薬剤師なので事務員にピッキング代わってもらう状況多々あり)

そして入力終わったらもう薬剤そろってるので鑑査して正解か確認後お薬手帳確認、マイナンバー情報確認後投薬する。

おお、早いやん

これで処方枚数1日100枚程度来ますが、1人当たりの処方箋枚数3枚とか4枚とかありますが全然一人で対応できます。

ミスの頻度も大手いた時と変わらん、というか逆に一人ですべて頭に入れてるから減った。

また一人薬剤師だと在宅に行ってる暇もないから地域支援体制加算算定できず調剤基本料安いため患者さんの負担も低い傾向にあり

ほな今後中小規模の薬局行こかいな。

それも一つの手段です。でも多くの場合クリニックの、総合病院前にある薬局だと薬剤の取り揃えもあるし不自由なく薬剤の受け渡しが可能な場合が多いです。
大手企業もやはり店舗数が多いため自社内で薬剤の流通を行ったりできるので不足しがちな薬剤を供給できたり横のつながりが大きいのもメリットですね

結論:早く欲しいのであれば病院から見て門前の薬局でもらう

大手企業と中小企業薬局だと中小企業薬局の人員少ない薬局方が安く済むし早くもらえる場合が多い。

薬局は患者様に時間がかかる理由をちゃんと説明する事

また、患者様の場合できる事として

処方箋送信アプリの活用: 病院を出る前にスマホで送れば、待ち時間はほぼゼロになります。

お薬手帳の持参: 過去の履歴がすぐ分かるため、鑑査がスムーズに進み、結果として早くなります。

かかりつけ薬局を決める: 初診のアンケート記入などの手間が省けます

等行えば待ち時間を少しでも短縮できる糸口になるかと存じます

参考:日本薬剤師会 – 薬局・薬剤師の業務

電子版お薬手帳 |厚生労働省

現役の滋賀県勤務調剤薬局薬剤師。日々の業務で多くの処方箋に触れる中で、情報の氾濫による誤解や不安を解消したいと考えブログを開設。薬学的なエビデンスに基づき、美容医療や健康ケアの「正しい選び方」を発信しています。

※当ブログの内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を代替するものではありません。

※薬機法や医療広告ガイドラインを遵守した発信を心がけています。

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