※本記事は標準治療を否定するものではありません。実際の治療については必ず主治医と相談してください
たまに患者さんに質問されます

健康診断で血圧、コレステロール値、尿酸値高いと言われたから病院受診するよう医師に言われたため来ましたわ。でも自分は特に困ってなかった。私ほっといたら本当にエライことになるんかいな

現代の医学において検査値を超えると様々な合併症、先ほどの血圧やコレステロール値、尿酸値が高いと確かに将来的な心疾患、腎疾患、痛風のリスクも生じやすいため治療は行うべきであると断言します。
が、これは今の医学界で決められた結果です。確かに健康寿命を延ばすのとは関係のないという意見も確かに存在します

え、どういう事?医療は我々を健康にしてるんじゃなかったん?何のために存在するねん

もちろん間違っておりません。様々なエビデンスをもとにこの治療を行った方が良いと考えられておりますのでそのエビデンスに基づいていれば先程申し上げたひどい疾患は免れる確率が上昇します。そのため基本は高血圧、脂質異常症、高尿酸血症であればまずは生活習慣の改善。それでも不可の場合は薬物治療を中心に行っていくのが良いかと考えます
、と薬剤師の私は患者様方にお伝えします。
但しこれはいわば、教科書通りの回答です
実際に服用している薬剤が、長期的に服用すればどうなるのか
服用を続けた結果の患者の予後はどうなっているのか
薬ありきの生活が果たして正解なのか
これを紐解いていきたいと考えます。
こういった本当に正解なのか意見を持つ医療従事者は数多く存在します
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まじでごまんと出てくるやんけ。やばいんちゃうのこのまま病院行ってたら、、

そうですね、確かに国内の医療の現状として悪い検査結果値を正常に戻すことが大前提として存在し、その治療に比較的、副作用がすぐに出ない薬剤が選ばれがちです。そしてその薬剤達を長期的に、例えば40年、50年研究結果出てから世にデビューする薬剤は正直稀です。世に出て使われてからその治療結果を鑑みてこの薬剤は有用な結果となったか、といった試験や議論が行われる場合が多いですね、“ずっと飲んでても絶対体に変化が起きない薬”なんてそもそも存在しませんからね
まず、ここで根本から解説しますが
☆薬はリスク
これは多くの保健所や市役所なんかでもポスターがはってあるのを見かけますが全くもってその通りです。
そもそも我々薬剤師は薬物の製造過程やどうやって成分や効能が見つけられたかに関して大学時代勉強しますが、まず薬の成分は本来毒素です
薬学において、薬物には「主作用」と「副作用」という表裏一体の性質があります。本来、体にとって異物である成分を、適切な量とコントロール下で用いることで「薬」として成立させているのです。
例として咳止めとしてよく用いられる麻黄に含まれるエフェドリンなんて正に毒です。覚醒作用あるし中毒性まであるし。これを適正な量を摂取することによって咳止めとして利用できる、と言うのが薬なわけです。定期的に毎日摂取したら交感神経賦活化によって息切れ動悸、アルツハイマー進行、血圧血糖上昇なんてのもあり得るわけです。
要はその薬は毒であるという定義を認識してるけど毎日ホイホイ処方されて我々は調剤して、患者様は服用して、これが保険医療の現状です。また医療従事者も患者さん飲んでるし自分も飲んでて問題ないやろwてな軽いノリでハードル低く薬すぐ服用しちゃいます。いわば便利な道具扱いです。そんなノリで服用していいわけありません。
よく考えてください。
・筋弛緩作用がある薬→筋肉に力が入らなくなる
・ベンゾジアゼピン系睡眠薬睡眠薬→興奮作用を抑え寝かせる(過剰な鎮静効果)→依存性、筋弛緩作用あり。ずっとやめれない可能性あり。
・降圧剤→血管拡張して血圧下げる血管拡張により静脈血の還流が悪くなりむくみがちになる
スタチン系薬剤→基本、LDL値が高いので服用する方がLDL値を抑えられ血管保護につながるし心疾患抑制になる。但しだからといって全く副作用はないわけではなく長期服用で軽度の肝機能の悪化も認められている。※でもそれでも服用してLDL値を抑えている方が有用なため医師の指示には従ってください
たったこの数種だけでもごまんと長期的な副作用は思いつきます
最近だと例としてダイエット目的、では処方してはいけませんがマンジャロ等GLPー1製剤が良く巷で騒がれていますが、これらの薬剤を長期的に投与し続けるとどうなるのか、等はあまり話題に上りません。
使っている側からしたら今とりあえず体重落ちれば良いという認識かもしれませんがそもそも自己的な食事制限、運動を行った結果ではなく、薬剤に頼った体重降下作用を使っているのでリバウンドはもちろん起きやすく、数か月後リバウンドして再度治療再開される患者さんも多く存在します。

努力せず魔法で痩せようという考えの人間がいるわけやな

処方医の意図としては体重降下により血流量も減り血圧もTGLも減るしもちろん2型糖尿病治療薬ですのでインスリン分泌能もあり血糖も降下するし、やせた場合の体のメリットが多いためもちろん自分の患者様の健康寿命を延ばすことが目的として処方されておられますので処方医は患者様を助けるために処方しています。問題は楽して痩せれると考える側ですね
果たしてこれらGLP-1製剤を使用した結果、30年後、40年後はどうなっているのか
新薬の多くは、数年から十数年の治験を経て承認されますが、数十年という超長期にわたる服用データが蓄積されるのは、市販後調査を含めた今後の課題でもあります
もしかしたら消化抑制作用による消化器への負荷が原因で大腸がん、胃がんの発生率が上昇したなんて結果がでている可能性もあり得ます、、、
でも医療現場では、まずは目前の疾患リスク(心筋梗塞など)を回避することが最優先されるため、数十年先の不確定なリスクよりも、現在の数値を改善するメリットが強調される傾向にあります。
理由はいくつかありますが
①まずはどんな疾患でも生活改善、指導から開始し、それでも全く改善しないor本人が改善する気がないor仕事の関係でできない等の場合に薬物治療を開始するため、薬物治療は本人が望んだ結果という扱いとなってしまう
②副作用や有害事象を患者様に伝えると不安を煽り服用してくれなくなる→患者は薬剤師がこんなこと言ってたから→処方医は余計な事言うなや。このまま検査値高値のままほっといたらどうすんねんと突っ込み来る→その辺考えて処方薬の説明を淡々と行うしかなくなる
③そもそも長期間服用した結果有害事象、といった結果論文は多くの医師や大学教授が発表していたとしても世に出ていない=そんな事実は存在しないorたまたまその結果の一つになっただけ扱いとしか言えない
④最悪のケースの場合薬物治療を始めた方が手っ取り早い、薬局からしても薬出してもらった方が儲かる、といった考えで仕事している場合があります。
これらが要因となって仮にその場合患者さんの40年後がどうなったとしても本人が望んだ結果薬剤を処方、調剤したのでこっちに責任求められても、と言うしかなくります。

とどのつまり、、治療は受けない方が良いってこと、、?

治療は受けた方が良いです。治療はまず第一として選択できます。さっきの高血圧、高脂血症、高尿酸血症であればまず塩分制限、有酸素運動習慣、適切な水分摂取で体重を抑える、尿酸濃度を薄めると改善する場合もあります。それでも改善しなかった=医師と相談して薬物治療を始める。それでも様々な副作用が怖ければ今までの治療結果として副作用や有害事象が少ないとされる薬剤にしてください、と注文するのもありかと。
また、先ほど貼付した【本要約】医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法|コスパ最強の本要約📚@フォロバ100
の記事によれば検査値の基準値が超えたまま生活していても全く問題なく健康に生涯を全うすることができたという方も多く存在しています。但し多くの患者さんが検査値を守って生活する方が予後が良好なため医師も処方しているのです。
今回様々なギリギリな話題に触れましたが是非とも一度自分の医療の処方薬について、かかりつけの医師や薬剤師と話してみるのも良いかも知れません
結論として:「薬を飲むな」ではなく、「まずは生活習慣で改善できる余地を探そう、そのお手伝いをするのが薬剤師です」
同一成分同一の効能効果、安全性を持つ先発薬/ジェネリック問題なんか気にするよりも薬そのものを気にする方がよっぽど有意義です。


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